装画を描くコンペティション Vol.7 受賞者展

2008年2月4日(月)〜2月9日(土)
@GALLERY HOUSE MAYA + MAYA2


2007年夏に開催した装画を描くコンペティションVol.7の受賞者展覧会です。MAYAではグランプリの個展、MAYA2では準グランプリと各審査員賞の5人展で受賞作を含む新作を展示。全員が女性というのは初めてのことでした。

写真で受賞者たちが手にしているのは、記念に審査員がデザインしてくださった、この世にたった1冊のダミー本です!
COMPETITION内、受賞者のご紹介ページ も併せてご覧ください。




ブックデザイン/坂川栄治

グランプリ・鈴木里江さん。タイトルは「TOADSTOOL GURIMM=毒キノコみたいにこわくてかわいい物語」。マチエールが美しく、一見素朴な可愛らしさの中に含まれた微かな毒気が鈴木さんの持ち味にぴったり!と大好評でした。



ブックデザイン/丹治史彦(アノニマ・スタジオ)

キャラクターの表情や動きなど細部に至るまで、とことんキュートな準グランプリ・MICAOさんの作品は針と糸で制作されています。「赤ずきん」をアレンジした自作絵本のプレゼンテーションもありました。
http://www.e-micao.com



ブックデザイン/坂川栄治
        
坂川栄治賞・岡野その子さんは、ボールペン、スタンプインク、色鉛筆などさまざまな画材を使って、静かな詩情あふれる世界を描きます。いつか絵本の仕事をしたい、とのことです。



ブックデザイン/丹治史彦(アノニマ・スタジオ)

丹治史彦賞・佐藤昌美さんの静謐な空気漂う作品を前にすると、一瞬その世界の中に迷いこんだような気持ちになります。和紙、墨とアクリル絵具、岩彩、クレパスなどが使われています。



ブックデザイン/望月玲子(新潮社装幀室)

若い女性向けのお仕事が多い、望月玲子賞・加藤木茉莉さん。ガーリーなモチーフを落ち着いた色彩で描かれます。受賞作「赤ずきん」以外に「アリス」をテーマにした作品を展示。
http://mari.lomo.jp/



ブックデザイン/望月玲子(新潮社装幀室)

MAYA賞・吉川聡子さんは、これまで多くの児童小説の挿絵を手掛けられていました。それと併行してライフワークとして描いていらしたのが日本画。課題作に「鬼平犯科帳」があったことがコンペに参加する動機となったのだそうです。

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