審査結果
今年、ギャラリーハウスMAYAは開廊30年目、装画を描くコンペティションは16回目となります。ギャラリーの半分以上の年月を装幀というテーマにこだわり続けてまいりましたが、多くの人気イラストレーターたちが毎年コンペから飛び出して素晴らしい仕事を私たちに提供し続けてくれるのが、何よりも続けてゆくことの原動力となっています。
コンペ開催の7月は、MAYAにとって未知との遭遇の月であり、本という宇宙へのワームホール発見の時でもあります。 今年も真夏の光の中、多くの出会いがありました。参加してくださった皆さま、本当に有難うございます。
ささやかなコメントも心を込めて皆様の作品を一生懸命拝見してから書かせていただいております。何かの折に思い出していただければ嬉しいです。各審査員のコメントも是非読んでください。
【応募者数】 624名 【応募点数】 1365点
【審査員】
・鈴木久美 (装丁家)
・二宮由希子 (新潮社装幀室)
・守先正 (モリサキデザイン)
・大矢麻哉子 (ギャラリーハウスMAYA主宰)
【課題作品】
*小説
「風の又三郎」(宮澤賢治) 「人間椅子」(江戸川乱歩)
「春琴抄」(谷崎潤一郎) 「風と共に去りぬ」(M・ミッチェル)
*児童文学・童話
「赤い靴」(アンデルセン) 「ごんぎつね」(新美南吉) 「ガリバー旅行記」」(J・スウィフト)
*時代小説
「人情裏長屋」(山本周五郎) 「隠し剣(シリーズより)」(藤沢周平)
● グランプリ 木原未沙紀
「ごんぎつね」(新見南吉)
………………………2017年2月 GALLERY HOUSE MAYAにて個展
● 準グランプリ 鈴木 圭 「ガリバー旅行記」(J・スウィフト)
● 鈴木久美賞 いわがみ綾子 「赤い靴」(アンデルセン)
● 二宮由希子賞 岩堀敏行 「人間椅子」(江戸川乱歩)
● 守先正賞 原田俊二 「ガリバー旅行記」(J・スウィフト)
● MAYA賞 吉野くみ 『ごんぎつね』(新美南吉)
………………………2017年2月 MAYA2にて5人展
● 準・鈴木久美賞
関 涼朱 「人間椅子」(江戸川乱歩)/ 原倫子 「猫と庄造と二人のおんな」(谷崎潤一郎)
● 準・二宮由希子賞
マスダカルシ 「ごんぎつね」(新見南吉)/ シン・チェンフー 「ごんぎつね」(新見南吉)
● 準・守先正賞
小川メイ 「風の又三郎」(宮沢賢治)/木村晴美 「ガリバー旅行記」(J・スウィフト)
● 準・MAYA賞
楯川友佳子 「マッチ売りの少女」(アンデルセン)/ 村上千彩 「十力の金剛石』(宮沢賢治)
●入選(五十音順)
吾妻春 あべちほ イオクサツキ 石原可月美 市川夏希 今西康子 梅津彩 小川清 おぎはら朋弥 加藤佳代子 河野友里 近藤美和 坂内拓 佐藤英行 スズキヨシタカ 扇谷みどり 竹中ゆみ子 つよしゆうこ 長松朋美 西山竜平 原裕菜 松栄舞子 前田泰子 南トトコ 森 豊 夜久かおり
*以上、入賞と入選の方は2017年2月の審査員との懇親会にご案内します。
●最終選考(五十音順)
青野広夢 石川あぐり 石濱阿里紗 井田やす代 伊藤健介 えなつよしみ 大島裕子 おおたはるか(三重県) 太田はるか(東京都) 太田裕範 大野香枝 岡裕子 岡田真紀 長田結花 おぜきせつこ オトイジュン 柿崎えま 上村奈央 菊岡由実 北沢あつこ 橘髙由子 くのまり くろたきますみ krimgen colimo 坂口友佳子 白土あやこ しもかわらゆみ 高嶺信夫 田坂亮 田島舞 田辺俊輔 田村真理子 田谷純 チユキクレア 唐來夏帆 冨田陽子 ドリ 中島悠里 naggy 夏秋妥世 名司生 並聡理 西田陽子 はせがわゆうじ 八朔モモ 服部奈々子 花田栄治 灯唄さく 久勝堂 フクバリンコ 藤木拓也 本澤夕佳 ますこひかり 松井晴美 毬谷静 ミス・シルコ 水谷有里 宮尾豊彦 村田夕海子 諸戸佑美 ユウキミヤ 由稀 葉 横井淳 吉岡蘭丸 吉村賀代 依田美智子