9月発売の絵本「くうきにんげん」の原画の展示を予定しています。
本の仕事は、ことばから世界が始まります。
ことばが、物語の世界を指し示す道標や地図としたら、
絵は、その世界の入口になるドアや窓。
誘い、招き入れ、寄り添い、時に迷子になりつつ。
今回はそんな欠片みたいな場面、
小品も少々準備しつつ、おまちしております。
1965年生まれ。
ステーショナリーメーカーの商品企画デザイナーを経て画家となる。
パステルによる独特の深みのある画で書籍の装画や挿絵を数多く手がける。
「魔法使いの弟子たち」(作・井上夢人)ほかで第40回講談社出版文化賞さしえ賞、
絵本「うきわねこ」(文・蜂飼耳)で第59回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。
装画の仕事に「龍宮」(作・川上弘美/文藝春秋)
「冥土めぐり」(作・鹿島田真希/河出書房新社)
「紙の動物園」(作・ケン・リュウ/早川書房)ほか多数。
絵本の作品に「ゆきがふる」(文・蜂飼耳)がある。